スイコウBLOG
2022年05月30日

押し入れを部屋にリフォームする

押し入れを部屋や快適空間にリフォーム

 

昨今、おうち時間が増えてより快適に楽しみながら過ごせる空間にとリフォームをするケースやライフスタイル・家族構成の変化でリフォームをするケースが増えています。

そこで今回は最近ニーズが高まってきている押し入れのリフォームについてのあれこれをご紹介していきたいと思います。

押し入れをリフォームする理由としては

①押し入れが使いづらい、何を収納したか思い出せない

②クローゼットにしてコートなど丈の長い衣類やスーツを収納したい

③部屋を広く見せたい

他にも書棚やデスク、趣味の作業スペース、こども部屋など理由も様々です。

「押し入れが使いづらい、何を収納したか思い出せない」理由としては構造上奥行きがありすぎるということです。

そもそも押し入れで連想する部屋は和室です。布団や座布団など奥行きが必要な物を入れたり、衣装ケースなど大きな物を入れたりするには利便性があります。

しかし、生活スタイルが多様になり、ベッドなどの寝具も一般的になっている現代においては、押し入れほどの奥行きは物の出し入れがしにくく使用できていなかったり、物置化していたりという方も多いのが現実のようです。

 

 

押し入れをクローゼットへリフォーム

 

押し入れリフォームで一番人気なのは、クローゼットへのリフォームです。

コートや丈の長い衣類、スーツなどが収納しやすく、畳まなくて良いものは極力掛けて収納できるような仕様にすることでシワになりにくいなどの理由からクローゼットへの希望をされる方が多いです。

クローゼットへのリフォームと一口に言っても、パターンは様々です。

襖を扉に交換、中の棚を撤去、洋服用のハンガーパイプを取付けるというシンプルな工事から棚を好きな位置に設置することを追加したり、元の押し入れが広い場合や部屋の一部も使用してウォークインクローゼットにしたりすることもできます。

扉の種類について

 

扉の種類も様々で、襖の外枠を再利用できる引き戸、他に開き戸、折れ戸と種類があります。

クローゼットの扉選びは意外と大切です。

主流なのは折れ戸タイプの扉です。メリットは開けた時に全開になるので物の出し入れが便利になります。

 

デメリットとしては、扉を開けるためにスペースを空けておく必要があるため、扉の周辺に物が置けなかったり、引っ張る動作が握力の弱い方には負担になってしまったりというところです。

引き戸は扉の周辺に物があっても開きますし、比較的小さな力で開閉することが可能です。

ただ、開口部が半分なので使い勝手の面で、折れ戸や開き戸に交換する方が多いです。

開き戸は扉を開けるためのスペースや中の見やすさで折れ戸には劣ります。

そのため壁面クローゼットのリフォームの際にあえて開き戸に交換するというのは現実的ではないです。

 

リフォームの際の注意点とは?

さて、ここで押し入れをクローゼットにリフォームするときの注意点についてご紹介していきます。

床について

押し入れの床は部屋の床と異なり、下地などがなく薄いベニヤ板のみ張ってあることが多いです。

そのため、収納物の重量に耐えられず床が凹んだり歪んだりという問題が出てくることがあります。

そのため、床の補強工事が必要かどうか事前に施工業者などによく確認してもらう事をおすすめします。

 

また、カビや結露などで押し入れが傷んでいる時は断熱材などで結露防止の対策が必要です。

クローゼットに限定された話ではありませんが、収納スペースには湿気がこもりがちです。

北側にある場合は特に結露が発生しやすい点を頭に入れて置くと良いでしょう。クローゼット用の内装材は、防湿・防虫・抗菌などの効果のあるものを選ぶことも可能です。

 

奥行きについて

せっかくクローゼットにリフォームするのだから…とついスペースを大きくしたくなり、奥行きをとり過ぎてしまう事にも注意が必要です。

奥行きは60㎝、最低でも50㎝とるようにするのが理想です。ただし奥行きをとり過ぎてしまい、結局デッドスペースが出来てしまわないようにしましょう。

 

その他押し入れリフォーム

ライフスタイルに合わせてその他にもこども部屋のベッドスペースとしての活用や介護用にトイレの設置スペース、シャワー室などにリフォームすることもできます。

 

リフォームを考えるにあたって

 

今回は押し入れのリフォームについてご紹介してきましたが、ライフスタイルの変化により今までのように使いこなせない押し入れがリフォームすることで使い勝手が格段に良くなります。

気を付けたいのは、お家の中では小さな1畳ほどのスペースかもしれませんが、今流行りのDIYで費用を安く抑えるつもりが、後々不具合が出てしまい余計に費用が掛かってしまうということにならないように、まずはある程度どのようにしたいのか考えたのち地域のリフォーム会社に相談してみましょう。

押し入れはクローゼットや書斎、作業スペースなど、収納の域にとどまらず色々な用途として利用可能な広さがあります。

その分、費用面もそれぞれの用途によって異なってきます。

難しく考えることはありませんが、希望にあった理想の空間にできるように、信頼できる賢いリフォーム会社を選んでください。

 

信頼できるリフォーム会社の探し方としては、業界団体への加盟をしているかの確認もポイントの1つです。

この住宅リフォーム事業者団体の登録は、国がこの制度の基準を満たしている団体やリフォーム会社だけに登録を許可している、消費者が安心して選んでいただけるように作った制度です。

どこに頼んだらいいか迷ったら、地域密着のこちらに加盟しているリフォーム会社を選ぶのが安心です。

ちなみに弊社は  一般社団法人 ベターライフリフォーム協会に登録しています。

リフォームに関するご相談は電話や店舗窓口、自社HPなどで受付けています。

今回ご紹介した押し入れだけではなく、お家のリフォームのことならなんでもお気軽にまずはご連絡ください。

住宅設備機器商品が現在各メーカー順次値上がりしています。半導体不足や工場の稼働の低下により商品が入るまでにお時間を要するものもございます。

お家のメンテナンスは故障してしまった時ではなく早めに余裕を持ってご検討いただくと安心です。

今回も、キャリア52年建築士の管見はお休みさせていただき、代わりの者が綴らせていただきました。

「押し入れを部屋や快適空間に」に関する記事にお時間を割いてここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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